沖縄県立芸術大学
音楽部&大学院(修士課程)音楽芸術研究科 シラバス

科目コード 授業科目名 単位数 学期 授業区分
52217 副科ピアノAV 1 前期 実技
受講年次 担当教員名
音楽表現専攻(ピアノコースを除く)2年次 ○小沢麻由子・小杉裕一・和田紘平・大城英明・大城了子・
大藪祐歌・斉藤龍・平良敏人・武田光史・長堂奈津子
■テーマ
各自の習熟度に応じた副科としてのピアノ実技個人レッスン
■授業の概要
ピアノの演奏力を高め、基本的な和声の基礎となる古典派の作品に取り組み、全調の音階やカデンツを通してハーモニーの感性を磨き、各自の専門領域の演奏や研究に応用できるよう学習する。
■到達目標
・ピアノの発展的奏法を習得する。
・全調の長短調の音階及びカデンツを学習し、調整感を養う。
・個々の習熟度や達成度に応じた課題曲を設定し、ホモフォニー作品の演奏技術を学習する。
・連弾作品にも取り組み、合奏の応用演奏技術を学ぶ。
・試験は全調の長短調音階及び、古典派の自由曲
■授業計画・方法
1.副科ピアノUの試験結果を振り返り、古典派作品の中から個々の習熟度や達成度に応じて、より
 相応しい課題曲を個別に決定し、全ての長短調の音階とカデンツに取り組む。
2.イ長調及び嬰へ短調の音階を復習し、課題曲の譜読みを確認する。
3.変ホ長調及びハ短調の音階を復習し、課題曲を片手ずつ学習する。
4.ホ長調及び嬰ハ短調の音階を復習し、課題曲を両手でゆっくり演奏できるよう学習する。
5.変イ長調及びへ短調の音階を復習し、旋律線と伴奏形の双方の違いを研究する。
6.ロ長調及び嬰ト短調の音階を復習し、両手の適切なバランスでの演奏を学習する。
7.変ニ長調および変ロ短調の音階を復習し、旋律の表現方法と伴奏のサポートについて研究する。
8.嬰へ長調の音階を学習し、アンサンブル難易度のやや高い古典派の連弾曲を提示する。
9.嬰ニ短調の音階を学習し、連弾曲のプリモを演奏して合奏の発展的技法を学習する。
10.♯♭5つの長調の音階を復習し、セコンドを演奏して伴奏の多様な奏法を研究する。
11.♯♭5つまでの短調の音階を復習し、課題曲の完成度を高めるよう学習する。
12.全調の長調の音階を復習し、課題曲の表現方法やパッセージのバランスについて研究する。
13.全調の短音階を復習し、課題曲の暗譜での演奏に取り組む。
14.全調の長短調音階を復習し、音楽表現、時代様式、テンポ設定等について研究する。
15.全調の長短調音階を復習し、課題曲の暗譜での音楽的演奏を確認する。 定期試験を実施する
■履修上の留意点(授業以外の学習方法を含む)
継続的な練習計画を立てること。
■成績評価の方法・基準
【方法】
定期試験において、音階演奏とカデンツ及び、与えられた課題曲の暗譜の正確さ(25%)、テンポ設定(25%)、様式感(25%)、音楽性を含めた完成度(25%)等を総合的に判断し、担当教員の平均点により成績評価する。
【基準】 到達目標を観点として、履修規程に定める「授業科目の成績評価基準」に則り評価する。
■教科書・参考文献(資料)等
教科書
特になし
テキスト
音階や個々の課題曲の楽譜は、学生自身が準備する。連弾曲の楽譜は担当教員が提示する。
参考文献
特になし
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