沖縄県立芸術大学
音楽部&大学院(修士課程)音楽芸術研究科 シラバス

科目コード 授業科目名 単位数 学期 授業区分
80901 声楽実技演習 2 通年 実技
受講年次 担当教員名
舞台芸術専攻・音楽学専修の教職希望者 ○松田奈緒美・片桐仁美・五郎部俊朗・山内昌也
■テーマ
各自の習熟度に応じた、専門的な声楽の個人レッスン
■授業の概要
個々の進度に合わせた適切な教材(楽曲)を選択し、西洋発声のより豊かな声の響きを模索させる。楽曲は、日本歌曲・イタリア歌曲・ドイツ歌曲を中心に、学生の能力に応じてオペラアリアを選択する場合もある。
また、歌詞を良く理解し、そのメッセージを伝える為の説得力ある声で歌うにはどうするかという歌の本質を学ぶ。
口の開け方、正しい母音の歌い方、ブレスの使い方、息の流れなど注意すべき課題があるが、それらを学ぶ課程で自己認識・自己克服が大切で、教育者を目指す者として体験して行く。
■到達目標
・基礎的な歌唱研究を行い、教職に見合った力を養う事を目標とする。
■授業計画・方法
前期
1.学部における声楽の学習経験について確認する。学生の声域・声質等を把握し、今後の課題を設定する。
2.課題曲1。リズム・音程・発音などに注意して歌う。
3.課題曲1。発音に気を付けながら、フレージングを意識して歌う。
4.課題曲1。歌詞の意味を理解して、豊かな声の響きと表現を工夫する。
5.課題曲2。リズム・音程・発音などに注意して歌う。
6.課題曲2。発音に気を付けながら、フレージングを意識して歌う。
7.課題曲2。歌詞の意味を理解して、豊かな声の響きと表現を工夫する。
8.発声法についての中間チェック。課題曲1・2の復習。
9.課題曲3。リズム・音程・発音などに注意して歌う。
10.課題曲3。発音に気を付けながら、フレージングを意識して歌う。
11.課題曲3。 歌詞の意味を理解して、豊かな声の響きと表現を工夫する。
12.課題曲4。リズム・音程・発音などに注意して歌う。
13.課題曲4。 発音に気を付けながら、フレージングを意識して歌う。
14.課題曲4。歌詞の意味を理解して、豊かな声の響きと表現を工夫する。
15.前期のまとめ。前期に取り組んだ楽曲の復習。
後期
16.前期における学習を振り返り、今後の課題を設定する。発声法のチェック。
17.課題曲5。リズム・音程・発音などに注意して歌う。
18.課題曲5。発音に気を付けながら、フレージングを意識して歌う。
19.課題曲5。歌詞の意味を理解して、豊かな声の響きと表現を工夫する。
20.課題曲6。リズム・音程・発音などに注意して歌う。
21.課題曲6。発音に気を付けながら、フレージングを意識して歌う。
22.課題曲6。歌詞の意味を理解して、豊かな声の響きと表現を工夫する。
23.発声法についての中間チェック。課題曲5・6の復習。
24.課題曲7。リズム・音程・発音などに注意して歌う。
25.課題曲7。発音に気を付けながら、フレージングを意識して歌う。
26.課題曲7。 歌詞の意味を理解して、豊かな声の響きと表現を工夫する。
27.取り組んだ課題曲を振り返り、その中から試験曲を決める。
28.試験曲を正確かつ、音楽的に表現する。
29.伴奏者との合わせ。試験曲を暗譜で歌えるようにする。
30.仕上げ。歌唱表現を深める。定期試験を行う(3分以内の自由曲を1曲)

※授業計画では、3回の授業で課題曲を1曲仕上げることになっているが、担当教員の判断により、学生それぞれの進度・力量に合わせ、曲数を増減することがある。
■履修上の留意点(授業以外の学習方法を含む)
学生は与えられた課題を予習し、レッスンにそなえること。
レッスン後は、良く復習しステップアップしていく事。
■成績評価の方法・基準
【方法】
定期試験において、リズム・音程を正確に歌えたか、歌詞がきれいに発音出来ていたか、美しい声の響きを表現出来たか、などの観点により総合的に採点する。最終的な評価は、平常点を10%、定期試験を90%として評価する。
【基準】 到達目標を観点として、履修規程に定める「授業科目の成績評価基準」に則り評価する。
■教科書・参考文献(資料)等
教科書
教員の指示による。
テキスト
教員の指示による。
参考文献
教員の指示による。
←戻る