沖縄県立芸術大学
音楽部&大学院(修士課程)音楽芸術研究科 シラバス

科目コード 授業科目名 単位数 学期 授業区分
81001 課題演習 2 通年 演習
受講年次 担当教員名
舞台芸術専攻・演奏芸術専攻・作曲専修2年次 〇高瀬澄子、遠藤美奈、久万田晋、呉屋淳子、倉橋玲子、向井大策、大城了子、三島わかな、森上明、小西潤子
■テーマ
修士副論文の作成
■授業の概要
修士演奏、修士作品に付随する副論文の作成を指導するための科目である。各学生は、各自の副論文のテーマについて、担当教員から個別に、または少人数ゼミの形式で、指導・助言を受け、その成果が副論文に反映されることを目指す。
■到達目標
1.論文の構成法、書法を身につける。       5.客観的で説得力のある論理が展開できる。
2.資料を適切に探索する方法を身につける。    6.正しい文法、構文、用字で文章を書くことが出来る。
3.先行研究を適切に踏まえて立論することができる。7.新しい知見が得られるよう、努力する。
4.典拠を正しく表示しながら論じることができる。
■授業計画・方法
4月オリエンテーション時に、教員リストを参照して、指導を受けたい教員の希望をコーディネータに提出する。
原則として、教員1名につき、学生2〜3名までとする。
コーディネータが各学生の希望を調整して担当教員を割り当てる。
授業の日程は、当該教員と面談のうえ決めること。

1. 課題の相談             9. 序論(仮)の執筆
2. 目的の設定             10. 資料の分析・検討
3. 対象の設定             11. 結論(仮)の執筆
4. 方法の検討             12. 本論の執筆
5. 方法の決定             13. 本論の仕上げ
6. 資料・文献の探索          14. 序論と結論の完成
7. 資料・文献の収集          15. 注、文献表、目次、図版の確認
8. 中間発表の準備            (提出:11月末)
(中間発表会:7月末)        (口述試験:1月末〜2月)

この科目は通年で15回として設定されている。前期は月2回程度のペースで行い、後期はほぼ毎週のペースで11月末の副論文提出締め切りまで行う。
7月下旬に、実技指導教員を交えて中間発表会を行う。発表者個々の持ち時間は数分程度と、短い見込みだが、簡潔でわかりやすい説明に努めること。
■履修上の留意点(授業以外の学習方法を含む)
・授業内容は、学生が書いてきた論文予定稿に対する指摘や助言となるので、毎回、自ら相当量の原稿を用意して来なければならない。
・副論文の進捗状況については、研究指導教員にも適宜報告しておくことが望ましい。
■成績評価の方法・基準
【方法】
各担当教員が、平常の学習態度(自習・執筆の状況。20%)、中間発表の状況(20%)、および最終的な副論文の内容と完成度(60%)によって評価する。
【基準】 到達目標を観点として、履修規程に定める「授業科目の成績評価基準」に則り評価する。
■教科書・参考文献(資料)等
教科書
適宜プリントを配布する。
テキスト
適宜プリントを配布する。
参考文献
リチャード・ウィンジェル『改訂新版 音楽の文章術 論文・レポートの執筆から文献表記法まで』(宮澤淳一・小倉眞理訳)東京:春秋社、2014年。
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