沖縄県立芸術大学
音楽部&大学院(修士課程)音楽芸術研究科 シラバス

科目コード 授業科目名 単位数 学期 授業区分
81360 楽曲分析研究 2 後期 講義
受講年次 担当教員名
演奏芸術専攻、音楽学専攻1年次 〇近藤春恵、村田昌己
■テーマ
様々なるタイル、音楽語法について研究し、演奏に結び付ける分析力を養う。
■授業の概要
・19世紀後半の主に印象派以降の和声語法、作曲技法、歴史背景について代表作品を選曲し分析を行う。
・各回の受講者の予習を基にゼミ形式で考察を深める。
 
 
■到達目標
・機能和声から発展させた和声語法、限定移調旋法(M.T.L)などについて分析する。
・音楽史上の潮流に区分して特徴を聴き分け、作品研究を行う。
 
 
■授業計画・方法
1.ガイダンス
2.印象主義音楽の和声語法@
3.印象主義の声楽作品分析
4.印象主義の室内楽、管弦楽作品の分析
5.20世紀の潮流について
6.新古典主義音楽作品の分析
7.新古典主義、の管弦楽作品の分析
8.神秘主義、その他の作品の分析
9.無調への流れ
10. バルトークの作品
11. ストラヴィンスキーの作品
12. 12音主義への変遷と室内楽作品
13. 現代音楽の様々な潮流
14. 新しい調性感
15. まとめ(定期試験は実施しない。)

*具体的な曲目については、初回ガイダンスで受講生と調整し決定する。
 
 
 
 
■履修上の留意点(授業以外の学習方法を含む)
受講生は、各楽曲の楽譜を用意し,授業前に予習して臨むこと。
■成績評価の方法・基準
【方法】
平常点70%、レポートの提出等30%の配点比で総合的に評価する。
【基準】 到達目標を観点として、履修規程に定める「授業科目の成績評価基準」に則り評価する。
■教科書・参考文献(資料)等
教科書
「楽式論」石桁眞礼生著(音楽之友社)その他各回の楽譜は受講者が用意する。入手困難な楽譜については担当教員が配布する。
テキスト
「印象派以降」柴田南雄著(音楽之友社)、その他担当教員が指定する。
参考文献
和声の変貌」エドモン・コステール著(音楽之友社)、「無調音楽の構造」A.フォート著(音楽之友社)
←戻る