アジア芸術系大学大学院国際交流プログラム

2019年に開催した「彫刻の五七五」展では関連事業として「アジア芸術系大学大学院国際交流プログラム」を開催しました。

 この事業は、主役である各大学院生が一堂に会する機会を設け、大学院教育の課題と可能性について教員・学生間で意見を交わし、これからのアジアの芸術系大学間連携を展望することを目的に開催しました。
 
また、シンポジウムでの相互理解に資するため、それぞれの問題意識を事前に共有し、有意義な会合にするために事前にアンケート(事前照会)への回答をお願いしました。「アジア芸術系大学間 教育交流シンポジウム」において学生からのアンケート回答を紹介しました。また、シンポジウムでは参加された教員から、どのような状況でも創作活動を続けることが未来に繋がること、10年後を見据えての作家活動、東南アジアでのアーティストインレジデンスの紹介、韓国と日本の芸術環境の違いなどが述べられました。シンポジウムの最後に、これからのアジアの芸術系大学間連携について今後も取り組むということで締めくくられ、持ち時間を超えた熱いシンポジウムとなりました。


第1部:「大学院生による意見交換会−大学紹介、大学院生の活動−」

日 時:2019年11月12日(火) 14:30 - 16:00
会 場:沖縄県立芸術大学首里当蔵キャンパス
    一般教育棟302教室

これまで参加した大学および本学姉妹校の大学院生による意見交換会。
様々な背景を持つアジア芸術系大学の同世代学生の相互理解を深めるため、大学紹介および大学院生の活動について意見交換会を行いました。


参加校:宮城教育大学、女子美術大学、國立台北藝術大學、國立台湾藝術大學、沖縄県立芸術大学(計5大学)



第2部:アジア芸術系大学間 教育交流シンポジウム

日 時:2019年11月12日(火) 16:30 - 18:00
会 場:沖縄県立芸術大学首里当蔵キャンパス
    一般教育棟302教室

事前に参加者に対して、大学院教育及び海外留学に期待することについてアンケート調査を行い、その回答の一部をシンポジウムで紹介し、大学院教育の現状と今後の連携について各パネリストによる討論を行いました。


参加校:國立台北藝術大學、國立台湾藝術大學、チェンマイ大学、ソウル市立大学、沖縄県立芸術大学(計5大学)