沖縄県立芸術大学

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■音楽学から得たもの

音楽学に入って、音楽について一生懸命考えることの楽しさを知り、そういう自分を好きになれました。
音楽にたいする視野も広がり、しかも勉強だけでなく演奏もたくさん勉強できてとても充実しています。
(3年次在学中)

■音楽とはなんぞや

 私たちの身の回りには音楽が溢れています。テレビをつければ流行歌、電車に乗れば駅ごとに違うテーマ曲、学校に行けば校歌や合唱、横断歩道を渡るときにも音楽が道を指し示します。しかし、私は今まで二年間、音楽を中心にして考えを巡らせて来ましたが、音楽とは何ですかと聞かれたときに答える言葉がまだ見つかりません。多分、答えなど最初からなくて、問うことにこそ意味があるのだと思います。きっと答えの見つからない問いだからこそ、ずっと問い続けることができる。この終わらない問いが私は楽しくてしょうがないのです。もし、音楽のことを知りたいと思うのなら、この音楽学には知って考えるための糸口がたくさんあります。「音楽とはなんぞや」という問答みたいな営みに、あなたも参加してみませんか。
(3年次在学中)

■音楽学を学んで

 私が音楽学を選んでよかったと思う点は、幅広く音楽を学ぶことができるというところにあります。芸術大学の音楽というと西洋や日本の古典を思い浮かべていましたが、実際に学んでみてそのような考えは変わりました。特に音も音楽であるということを学んだことで、この世界には私が思うよりも非常に多くの音楽が溢れていることに気づき、私の中の音楽の世界を広げてくれました。また、それぞれ音楽の好みが異なる学生達の中での生活は刺激的で、周りから多くを学べる楽しさは実に充実しています。音楽学で学んでいることで新たな音楽を探し求めるようになり、その出会いをさらに楽しめるようになりました。  
(3年次在学中)

■多様なる音楽研究の世界

  私は「音楽」を学びたいとこの大学の門をたたいたが、私のいう「音楽」は音楽学という無限の宇宙に漂う無数の石の一つであったのだと、3年目に入って認識した。1年目で気づいた優秀な人もいるだろうが、学校に慣れるのに2年かかった私は、ようやく音楽学を学ぶ姿勢ができてきたのだろう。音楽学という学問は実に果てしない。今日では、音楽だけが研究対象となるのではなく、「音」もその研究対象となるサウンドスケープという分野もあるし、楽器とは違う「音具」も研究対象となるのである。つまり、生活していく中で聴こえてくる音も研究の対称になり得るのだから、この学問がいかに深く、広いかということが感じられる。その中で研究をしていくには、やはりテーマを絞ることが必要になってくる。様々な音楽についての講義や実践の授業を通して、私はカンボジアの音楽・芸能をテーマに選んだ。フィールドワークを含め、これからどのように研究し、卒業論文を書き上げていくか、文献や音源となる資料を漁る今日この頃である。
(3年在学中)

■実技の学べる楽しさ、そして新たな発見

 私が思う音楽学コースの最大の魅力は、「多くの楽器と、演奏方法を学ぶことができる」というところにあると思います。私が入学した当初は、「音楽を演奏面からではなく、学問として研究したい」といったような考え方をしていました。ですが、この考え方は勉強していくうちに変わっていきます。それは、自分が学んでいる分野の音楽を、実際に自分で演奏できることに越したことは無いからです。
 音楽学コースには、たくさんの楽器を学ぶ機会があります。西洋音楽のさまざまな楽器から、アジアの楽器、また琉球芸能にも触れることができます。一年ごとに新しい楽器に挑戦することもできますし、またずっと同じ楽器を学ぶことも可能です。講座を上手く使い分けたり、または授業を聴講させていただくことで、いくらでも学ぶ場は広がっていきます。
(4年在学中)





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