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全学教育センター | 資格課程

本学の教養教育と資格課程教育は「全学教育センター」が運営しています。全学教育センターは、美術工芸学部・音楽学部・芸術文化研究所の教員によって構成され、学部の垣根を越えた全学教育を推進します。

教育職員免許状取得希望者は、本学を卒業するために必要な単位を修得し、かつ免許教科の類に応じ、所定の単位を履修すれば美術、工芸、音楽などの教育職員免許状を取得できます。また、同様に博物館学課程の所定の単位を履修すれば、博物館学芸員の資格を取得することができます。

本学教職課程では、①地域の独自性と得意分野を持つ教員、②国語力・書く力を持つ教員、③語学力を持つ教員、④教育相談能力を持つ教員の4つの力を持つようなバランスのとれた教員の育成を目指しています。

本学で取得できる教員免許状は、まず、美術工芸学部では中学校教諭1種免許状(美術)、高等学校教諭1種免許状(美術)です。また、工芸専攻では前記の二つの免許状に加え高等学校1種免許状(工芸)を取得できます。次に、音楽学部では中学校教諭1種免許状(音楽)、高等学校教諭1種免許状(音楽)を取得することができます。さらに、大学院では、中学校教諭専修免許状(美術、音楽)、高等学校教諭専修免許状(美術、工芸、音楽)を取得することができます。中学校教諭免許状を取得すれば小学校の「図画工作」、「音楽」の専科教員になることもできます。現在、本学にて教員免許を取得した多くの卒業生が、本務あるいは非常勤の教員として活躍しています。

教員免許状の授与に至るまでには、卒業に必要とされる科目の他に「教科及び教科の指導法に関する科目」、「教育の基礎的理解に関する科目」等の科目を履修しなければなりません。

さらに、中学校の教員免許状を取得するには、「介護等体験」を7日間(社会福祉施設5日間、特別支援学校2日間)行わなければなりません。本来、教職は専門性の極めて高い職業です。幅広い教養と教員としての資質や適性はもとより、教育に関する理念、児童・生徒の成長・発達についての理解、教科に関する深い専門知識と豊かな指導力が求められます。また、実際に教員になるためには、公立学校の場合、厳しい教員採用試験に合格しなければなりません。そのため、教職課程を履修するには、堅実な動機と周到な履修計画が望まれます。


1. 教育の基礎的理解に関する科目等

授業科目

  • 教職実践演習(中・高)
  • 教育実習(短期)
  • 教育実習(長期)
  • 教育方法(情報通信技術の活用含む)
  • 学校カウンセリング
  • 生徒・進路指導論
  • 特別活動総合的な学習の時間の指導法
  • 道徳の理論及び指導法
  • 教育課程
  • 特別支援教育
  • 教育心理学
  • 教育行政
  • 教職論
  • 教育原理

2. 教科及び教科の指導法に関する科目

美術工芸学部

免許状の種類 教科免許 教科及び教科の指導法に関する科目
中学校教諭1種免許状 美術
  • 絵画(映像メディア表現を含む)
  • 彫刻デザイン(映像メディア表現を含む)
  • 工芸美術理論及び美術史(鑑賞並びに日本の伝統美術及びアジアの美術を含む)
  • 各教科の指導法(情報通信技術の活用を含む)
高等学校教諭1種免許状 美術
  • 絵画(映像メディア表現を含む)
  • 彫刻
  • デザイン(映像メディア表現を含む)
  • 美術理論及び美術史(鑑賞並びに日本の伝統美術及びアジアの美術を含む)
  • 各教科の指導法(情報通信技術の活用を含む)
工芸
  • 図法及び製図
  • デザイン
  • 工芸制作(プロダクト制作を含む)
  • 工芸理論、デザイン理論及び美術史(鑑賞並びに日本の伝統工芸及びアジアの工芸を含む)
  • 各教科の指導法(情報通信技術の活用を含む)
  • 履修単位は規定による

音楽学部

免許状の種類 教科免許 教科及び教科の指導法に関する科目
中学校教諭1種免許状 音楽
  • ソルフェージュ
  • 声楽(合唱及び日本の伝統的な歌唱を含む)
  • 器楽(合奏及び伴奏並びに和楽器を含む)
  • 指揮法音楽理論・作曲法(編曲法を含む)
  • 音楽史(日本の伝統音楽及び諸民族の音楽を含む)
  • 各教科の指導法(情報通信技術の活用を含む)
高等学校教諭1種免許状 音楽
  • ソルフェージュ
  • 声楽(合唱及び日本の伝統的な歌唱を含む)
  • 器楽(合奏及び伴奏並びに和楽器を含む)
  • 指揮法音楽理論・作曲法(編曲法を含む)
  • 音楽史(日本の伝統音楽及び諸民族の音楽を含む)
  • 各教科の指導法(情報通信技術の活用を含む)
  • 履修単位は規定による

3. 本学で取得できる免許状の種類及び教科

一種免許状

学部 学科 専攻 中学校教諭
1種免許状
高等学校教諭
1種免許状
美術工芸学部 美術学科 絵画専攻 美術 美術
彫刻専攻
芸術学専攻
デザイン工芸学科 デザイン専攻
工芸専攻 美術 美術・工芸
音楽学部 音楽学科 音楽表現専攻 音楽 音楽
音楽文化専攻
琉球芸能専攻

専修免許状

研究科 専攻 専修 中学校教諭
専修免許状
高等学校教諭
専修免許状
造形芸術研究科 環境造形専攻 絵画専修 美術 美術
彫刻専修
生活造形専攻 デザイン専修 美術 美術
工芸専修 美術 美術・工芸
比較芸術学専攻 比較芸術学専修 美術 美術
音楽芸術研究科 舞台芸術専攻 琉球古典音楽専修 音楽 音楽
琉球舞踊組踊専修
演奏芸術専攻 声楽専修
ピアノ専修
管弦打楽専修
音楽学専攻 音楽学専修
作曲専修

 

4. 教職課程の履修方法

博物館学課程

博物館において、資料の収集・保管・展示・教育普及など、専門的な仕事を司る職員を「学芸員」といいます。
博物館学課程は、この「学芸員」となる資格を取得するための課程です。

本学では芸術大学である特性を踏まえ、美術または音楽を専門とする学芸員を育てるカリキュラムを設けています。

今日の博物館は多様化し、実にさまざまな役割を担っています。
卒業生は沖縄県内外の博物館や美術館に学芸員として就職し、芸術と社会の架け橋となって活躍しています。


授業科目及び履修単位

区分 授業科目名 単位 履修単位 合計履修単位
指定教育科目 必修科目 生涯学習概論 2 2 19
博物館概論 2 2
博物館経営論 2 2
博物館資料論 2 2
博物館資料保存論 2 2
博物館展示論 2 2
博物館情報・メディア論 2 2
博物館教育論 2 2
博物館実習 3 3
関連教育科目〈美術工芸学部〉 必修科目 西洋美術史A 2 8 16
西洋美術史B 2
日本美術史 2
東洋美術史 2
選択科目 (新)西洋美術史特講A 2 8単位を選択
(新)西洋美術史特講B 2
西洋美術史特講C 2
西洋美術史特講D 2
日本美術史特講 2
東洋美術史特講A 2
東洋美術史特講B 2
デザイン史 2
工芸史 2
一般芸術学 2
美学 2
絵画史 4
彫刻史 2
建築史 4
沖縄美術工芸史 2
現代美術概論 2
関連教育科目〈音楽学部〉 必修科目
  • 声楽専攻
  • 器楽専攻
  • 作曲コース
西洋音楽通史 4 8 16
日本・東洋音楽史概論 2
民族音楽学概論 2
琉球芸能専攻 日本・東洋音楽通史 4
西洋音楽史概論 2
民族音楽学概論 2
音楽学コース 西洋音楽史講義 4 12
日本音楽史講義 4
民族音楽学講義 4
選択科目 一般芸術学 2 8単位または4単位を選択
美学 2
琉球芸能文化論 2
演劇概論 2
楽劇理論講義 4
アジア楽器法 4
琉球芸能史 2
舞踊概論A 2
舞踊概論B 2
音響学 2
音楽美学概論 2
声楽史 2
管弦楽史 2
鍵盤音楽史 2
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