沖縄県立芸術大学美術工芸学部では、沖縄の伝統に根差した美術工芸はもちろん、造形芸術に新たな地平を切り拓き、自ら社会的役割を見出せる作家や研究者などの専門家の養成をめざします。
高い技術や専門知識、総合的かつ国際的な視野を身につけ、次代を担う個性的で優れた人材を育成します。
ディプロマ・ポリシー(卒業認定・学位授与の方針)
沖縄県立芸術大学美術工芸学部では、大学ディプロマ・ポリシーを基本に、加えて以下に掲げる学修成果を獲得し、最終学年における卒業作品又は卒業論文の提出を経て、所定の卒業単位を取得した学生に対し、学士(芸術)の学位を授与します。
- 美術・デザイン・工芸の分野における基本的な知識を体系的に理解している。
- 自己の創造的活動を歴史、文化、社会、自然等と関連付けて考察できる。
- 専攻分野の専門的な技能と研究能力を身につけている。
- 卒業後も主体的に創作、研究を継続し、それらを社会に発信する意欲と能力を備えている。
カリキュラム・ポリシー(教育課程編成・実施の方針)
沖縄県立芸術大学美術工芸学部では、ディプロマ・ポリシーに掲げる学修成果を獲得できるよう、大学カリキュラム・ポリシーを基本に、以下のとおりカリキュラムを編成し、実施します。
- 専門分野の実技と理論において、必修科目を中心とした体系的な授業科目の編成
- 専門教育の4年間にわたる段階的履修
- 自らの学修計画に基づき主体的に履修できる選択科目の編成
- 大学の学修活動全体を通じて汎用的基礎能力を育成する教育の実施
- 現代社会における美術・デザイン・工芸の役割を認識し、地域との連携を図り、社会との関係を学ぶ教育の実施
学修成果の評価は、評価の観点を示した上で授業科目の到達目標の達成度を基準に、作品・論文・レポート・筆記試験等により行います。
アドミッション・ポリシー(入学者受入れの方針)
教育の理念
大学の教育理念に基づき、沖縄県立芸術大学美術工芸学部では、沖縄の伝統に根差した美術工芸はもとより造形芸術に新たな地平を切り拓き、自ら社会的役割を担える作家、研究者、教育者などの専門家を育成するため、専門的素養と総合的知識、国際的視野を身につける教育を行います。
求める人材
美術工芸学部の教育を達成するために、次に掲げる知識・技能や能力(思考力・判断力・表現力等)、目的意識・意欲等を備えた人材を求めます。
- 本学及び美術工芸学部の教育の理念をよく理解し、大学での学習に必要な基礎的な知識と技能を備えている人
- 美術・デザイン・工芸分野における制作や学習において、自ら課題を発見し解決するための思考力、判断力、表現力を備えている人
- 美術・デザイン・工芸分野において作家、研究者、教育者などの専門家になる意欲のある人
- 芸術文化の多様な背景を理解し、人とのコミュニケーションを大切に考え、社会性を認識し主体性を持って他者と協働できる人
- 沖縄固有の芸術文化や自然等に関心があり、沖縄で学ぶことに意義を見出せる人
入学者選抜試験の基本方針と実施
美術工芸学部においては、学部の教育理念を踏まえ、各専攻の専門性に沿った試験を課し評価します。また、専攻ごとに設定された多様な入試科目において、学力の3要素(「基礎的な知識・技能」「思考力・判断力・表現力等の能力」「主体性・多様性・協働性」)を総合的に評価します。なお、入試区分及び募集枠ごとに総合点の上位から合格者の選抜を行います。各入試区分における評価方法は以下の通りです。
- 一般選抜では、大学入学共通テストにおいて国語、外国語及び任意の1科目の合計3科目を課し、大学での学習に必要な知識、技能、思考力等を測り評価します。
また、個別学力検査等において、実技検査、小論文、面接(プレゼンテーションを含む)を実施し、専門分野における基礎的能力、主体性及び将来性を測り評価します。面接においては多面的・総合的な評価を行うために、調査書及び志願者本人の記載する資料等を活用します。
- 学校推薦型選抜では、絵画・デザイン・工芸各専攻は課題作品、小論文の提出と面接(プレゼンテーションを含む)を、芸術学専攻は小論文の提出と面接、口述試験を実施し、大学での学習に必要な知識、技能、専門分野における基礎的能力、主体性及び将来性を測り評価します。面接においては多面的・総合的な評価を行うために、調査書及び高等学校長からの推薦書、志願者本人の記載する資料等を活用します。