造形芸術研究科は、造形芸術分野における深い学識の涵養及び専門的な能力の教授研究により、社会における芸術活動に貢献し得る卓越した人材を育成し、もって造形芸術の発展に寄与することを目的とする。(大学院学則第5条の1号)
造形芸術研究科は、造形芸術の各分野における高度な専門的能力を養成することを目的としています。その上で、建学の理念に則り、沖縄の伝統芸術の技法的特徴や、それらを生成した歴史的・文化的・風土的特性等にも配慮した高度な実技教育を行うとともに、芸術の普遍性の見地から、ひろく東西の美意識に関わる哲学的・美学的・文化的反省に立つ芸術教育を行います。また、沖縄を中心とした南島文化の多様な実態と伝統芸術文化の特色を解明するために、それらを歴史的・理論的に追究する比較芸術学、民族芸術文化学の観点から、汎アジア的広がりにおける東洋芸術文化の学際的な教育を行います。
これらの教育活動を通じて、芸術文化に対する深い理解と感性をもち、創造力豊かで、将来の社会における造形芸術分野の幅広い実践活動を担う作家や研究者、芸術教育の専門的指導者となり得る人材の育成を図ります。
造形芸術研究科では、教育の理念・目的に沿った高度で専門的な教育課程で成果をあげ、修士作品又は修士論文の審査及び口述試験を経て、所定の単位を取得した学生に対し、修士(芸術)の学位を授与します。 その際、学生が獲得しておくべき学修成果は以下のとおりです。
造形芸術研究科では、ディプロマ・ポリシーに掲げる学修成果を獲得するために、高度で専門的な授業科目を開設し、体系的に編成・実施します。また、修士作品の制作又は修士論文作成のための研究指導を複数教員により組織的に行います。
造形芸術研究科では、本研究科の教育理念に基づき次のような点を入学者選抜の判定の主眼としています。