南の島でデザインを学ぼう。
生活道具としての器具・機器の開発や改良に関する造形的学習をします。
情報、生産、流通などを通して、製品計画について学習します。
公共空間における様々な生活装飾や空間の造形的学習をします。
広告やサイン計画を通して、レイアウト、イラストレーション、レタリング等の学習をします。
アニメーション、絵本、キャラクター、動画編集などの様々なメディアを通して表現方法を学習します。
写真、ビデオ、CGを中心に、映像表現を学習します。
デザイン専攻では、専門領域の基礎を取り払い、様々なデザイン分野の中から学生が主体的に授業を選択できるようにカリキュラムを編成しています。
また、各年次で学ぶこととして、1年生では、デザインの基礎を学び、デザインを学ぶ上での自覚を促します。2年生では、デザイン機器と素材の研究と、合わせてグループ研究を行いながら、3年生では、企業とのデザインを実施して、デザイナーとしての社会的役割を認識し、4年生では、個別の卒業制作を通じてデザイナーとしての個人的価値の発見を行います。 課程を通じて、市場調査方法、社会が求める支援を行う方法、企画の効率な提示方法を学び、デザイナーとしての資質を完成させます。
デザイン専攻は、社会に貢献できる人材の育成を目指しています。
デザイン専攻は、1年次に造形基礎を通して描写力・構成力を養い、2、3年次では分野的領域を選択制度により、専門的な実習・演習・講義を行います。さらに、3年次のインターンシップ(企業実習制度)は産学の結びつきを意識し、実社会との接点の有効性を期待しています。4年次では、各学生が独自にテーマを決めて卒業作品を制作します。
滋賀県出身 デザイン専攻4年(2023年10月現在)
私は滋賀県出身で、沖縄の自然に憧れて本学に入学しました。大学の講義でイタリア家具を学んだことがきっかけで、洗練された美しい「モノづくり」に魅了されプロダクトデザイナーになりたいと思うようになりました。また、第一線で活躍されているデザイナーに会う機会にも恵まれ「情熱や想い」を吸収し、世界で活躍することに憧れました。 大学の制作だけでなくイタリア・コモで開催される「A' Design Award & Competition」に挑戦し、作品が銀賞を受賞し、40歳未満の若手デザイナーの中から選ばれる特別賞「Young Design Pioneer Award」を、日本人として初めて受賞しました。 沖縄芸大で出会った先生方や、作品を通じて出会った沖縄の人々に大変感謝しています。そして、沖縄で得た経験を活かして、私自身も第一線で活躍できるデザイナーになります。
デザイン専攻は、日本最南端に位置する沖縄県の特色ある文化を、誇りを持って受け継ぎ、伝統や工芸の基礎的研究を基に、地域の経済・産業や文化活動との連携を図りながら、今日的デザインの課題を理解し、未来的志向に立つ高度な情報技術と国際的な視野を持つ人材の育成を目的とします。以上の目的に賛同し、主体的な学習能力を養い、専門分野に片寄らない健全な社会人となれるような人物を求めています。
沖縄県立芸術大学は、美しい自然と特有の文化に恵まれた環境です。自然豊かな環境と島の伝統文化は、創造性を養い、芸術のインスピレーションを与えてくれます。芸術を通して「生きる」上で大切な価値観や目標をみつけることができると思います。 特に、沖縄から世界を意識して見る視点を身につけ、あなたしか創ることのできない素晴らしい作品で、国内外から高く評価されるデザイナーになってほしいと願います。 また、大学で出会う仲間や教員との交流は、一生の宝物になります。共に学び、情熱を分かち合うことで、互いに切磋琢磨できることでしょう。大学で自信と情熱を持って、次のステージで活躍してほしいと心から願います。