音楽芸術研究科（修士課程）

教育理念

音楽芸術研究科は、音楽芸術の各分野における高度な専門的能力を養成することを目的としています。その上で、建学の理念に則り、沖縄の伝統芸術の技法的特徴やそれらを生成した歴史的・文化的・風土的特性等にも配慮した高度な実技教育を行うとともに、芸術の普遍性見地から、ひろく東西の美意識に関わる哲学的・美学的・文化的反省に立つ芸術教育を行います。また、沖縄を中心とした南島文化多様な実態と伝統芸術文化の特色を解明するために、それらを歴史的・理論的に追求する音楽構造学および民俗音楽学等の観点から、汎アジア的広がりにおける東洋芸術文化の学際的な教育を行います。

これらの教育活動を通じて、芸術文化に対する深い理解と感性を持ち、想像力豊かで、将来の社会における音楽芸術分野の幅広い実践活動を担う演奏家や研究者、芸術教育の場における専門指導者となり得る人材の育成を図ります。

ディプロマ・ポリシー（修了認定・学位授与の方針）

沖縄県立芸術大学大学院音楽芸術研究科では、教育の理念に沿った高度な専門教育において成果をあげ、修士演奏、修士作品又は修士論文の提出を経て、所定の修了単位を取得した学生に対し、修士（芸術）の学位を授与します。

その際、学生が獲得しておくべき学修成果は以下のとおりです。

1. 専門分野における高度な技術力を身につけている。
2. 研究分野における高度な研究能力と論理的思考力を身につけている。
3. 研究分野知識、技術を言語化、理論化し、社会に発信する能力を身につけている。

カリキュラム・ポリシー（教育課程編成・実施の方針）

音楽芸術研究科では、ディプロマ・ポリシーに掲げる目標を達成するために、講義、演習、実技を組み合わせた授業科目を開講し、修士演奏・作品（副論文含む）並びに修士論文作成のための研究指導を行います。教育課程については、履修表及びカリキュラムマップにより、体系性や各科目間の関係性を示します。

1. 研究計画に基づいた研究指導により、専門分野における精緻な技術を身につけます。また、関連科目の履修によって広い視野に立った学識を涵養します。
2. 課題探求や洞察に必要な、論理的思考力やコミュニケーションスキル、情報リテラシーなど、研究に必要な基礎的素養を養います。
3. 各専攻分野で獲得した能力を応用し、高度の専門性が求められる各分野の職業を担い得る卓越した能力を培います。

アドミッション・ポリシー（入学者受入れの方針）

音楽芸術研究科は、音楽芸術の各分野における高度な専門的能力を養成することを目的としています。その上で、建学の理念に則り、沖縄の伝統芸術の技法的特徴やそれらを生成した歴史的・文化的・風土的特性等にも配慮した高度な実技教育を行うとともに、芸術の普遍性見地から、ひろく東西の美意識に関わる哲学的・美学的・文化的反省に立つ芸術教育を行います。また、沖縄を中心とした南島文化の多様な実態と伝統芸術文化の特色を解明するために、それらを歴史的・理論的に追求する音楽構造学および民族音楽等の観点から、汎アジア的広がりにおける東洋芸術文化の学際的な教育を行います。これらの教育活動を通じて、芸術文化に対する深い理解と感性を持ち、想像力豊かで、将来の社会における音楽芸術分野の幅広い実践活動を担う演奏家や研究者、芸術教育の場における専門的指導者となり得る人材の育成を図ります。

本研究科の教育理念に基づき、次のような点を入学者選抜の判定の主眼としています。

1. 幅広い教養と音楽芸術分野の専門的素養を備えているか。
2. 専門分野の研究を行うのに必要な基礎的能力を備えているか。
3. 現代社会において新しい芸術創造の営みを発信していく強い目的意識、意欲を備えているか。