声楽専修では、学部で学んだ基礎を活用しながら、より高度な研究を行い、舞台で活躍できる人材を育てることを目的としています。カリキュラムを通し、幅広い学識を深め、自分の声と表現の特質を把握し、レパートリーの確立を目指します。
将来、コンサート歌手としてリサイタルを開催するために必要な演奏技術と音楽表現を学び、またオペラ歌手として一つの役を歌い演ずる歌唱技術と演技力を身につけます。さらに、協奏曲研究にてオーケストラと共演する機会も与えられます。
ピアノ専修では、より高い次元での演奏を目指して、幅広い視野に立ち自身の研究を追究してゆこうとする人材を求めています。ピアノ研究ではリサイタルを1回以上開催できるレパートリーの拡充を目標とし、協奏曲研究では本学のオーケストラとの共演により、より大きなスケールでの演奏表現を体得し実践します。
管弦打楽専修は、学部で専門実技の基礎を学び、さらに技術を高め、演奏することで自己表現したい、と希望する者が研鑽を重ねるための専修であり、そのような強い意識を持った人材を求めています。
カリキュラムは専門実技の個人指導を中心に、オ−ケストラ、室内楽等、器楽奏者として不可欠な分野が実技科目として配置され、さらに楽曲分析、西洋音楽史、音楽様式論などの理論系科目が配置されています。管弦打楽研究Iではコンチェルトが必須となりソリストとして大学のオーケストラと共演する公開演奏試験を行っています。
修士演奏の合格と単位取得が修了の要件です。修士演奏は45分程度のリサイタルで、幅広い表現力を持つ音楽性、完成度の高い優れた技術力を兼ね備えた演奏が求められています。また、芸術家の視点から考察してリポートする副論文の提出も求められています。