琉球芸能専攻

世界でただひとつ、本学だけの教育研究分野

琉球芸能専攻概要

歌の島、沖縄。芸能の島、沖縄。アジア諸国に伝え継がれてきた伝統芸能のエッセンスを、今に伝える沖縄。その沖縄ならではの教育研究分野が、本学の「琉球芸能専攻」。各コースでは理論的・学問的な研究と共に専門実技の向上もはかり、音楽学部あげての定期公演、学生の自主的企画・運営による学内演奏会、卒業予定者の中から選抜された学生による卒業演奏会等、その成果を発表する機会が数多く設けられています。また、能や歌舞伎など沖縄以外の文化芸能鑑賞や舞台裏見学などでさまざまな刺激を受け、自らの学びの幅を広げる学外研究は、音楽学部では本専攻だけの実践的・体験的学習です。本専攻卒業生たちは、本学で培った専門知識と技能を糧に、演舞・演奏など専門実技の実演及び教育指導や、大学院修士課程・博士課程での研究のほか、劇場マネジメント、行政、観光など、多彩な分野で活躍しています。

卒業生インタビュー

嘉数 道彦(かかず みちひこ)さん

音楽学部音楽学科 琉球芸能専攻卒
琉球舞踊家・演出家
現在、国立劇場おきなわ芸術監督を務める。

卒業生の声

仲尾 勝成(なかお かつなり)

2014年 大学院舞台芸術専攻琉球古典音楽専修 修了

私がこの沖縄県立芸術大学に入学したきっかけは、中学生の頃に伯父の独演会で鑑賞した芸大男性有志の演舞でした。その衝撃が忘れられず、すぐに野村流古典音楽師範であった伯父の研究所に通い日々三線の稽古に励みました。高校生の頃、古典音楽の新人賞を受賞したことで本格的に芸大を目指し取り組んできました。その甲斐あって、憧れの芸大に入学することができました。

芸大では、主科である歌三線を教員とマンツーマンで授業を受けることが出来る琉球古典音楽実技をはじめ、同じ流派の仲間と一緒に学べる地謡実技、また3年次からは立方と地謡が一緒になって舞踊や組踊を学ぶ総合実習など、充実した実技のカリキュラムは大変魅力的です。また、定期公演や学内演奏会などの舞台経験は、技芸の向上に非常に役立ちました。さらに、講義では琉球音楽論や琉球芸能史など芸能においての基礎知識や理論、また副科実技ではさまざまな関連楽器を学ぶことで、琉球芸能に対する視野が広がりました。

芸大で学んだ6年間、そして芸大で出会えた仲間たちは、私にとって非常に大きな財産です。芸大で培った技と知識、そして多くの人脈はこれからの芸能人生において、何にも変え難い宝となると確信しています。

宮城 紫乃(みやぎ しの)

2011年 大学院舞台芸術専攻琉球古典音楽専修 修了

私は、琉球箏曲の師範をしている祖母の影響で幼い頃から琉球箏曲を習い始めました。しかし、中高校生の時は部活動を中心とした学生生活を送っていたため、本学に入学したときは他の学生より一歩遅れたスタートでした。そんな私に先生方は、わかりやすく丁寧に指導してくださり、主科である琉球箏曲はもちろんのこと、それ以外にも胡弓や太鼓などの琉球楽器、関連邦楽実技として生田流箏曲も学ぶことができました。また、これら実技の他にも沖縄の歴史や琉球芸能史、音楽理論なども学ぶことができ大きく視野を広げることができました。

そして、大切な仲間でありライバルでもある同級生とは、総合実習という地謡と立ち方との実践的な合同授業や学内演奏会、定期演奏会などを通して互いの技術向上と同時に、絆を深めることもできました。

これらの経験は、今後の私にとって大きく役立つことでしょう。このような素晴らしい環境で学べたのは、県立芸術大学だからだと確信しています。