展覧会概要
会期
2020年10月23日(金)~11月3日(火)[12日間]
時間
10:00〜17:00
会場
附属図書・芸術資料館2階 第1,2展示室(首里当蔵キャンパス)
入場料
無料
コメント
首里城が火災で焼失し、約1年が経ちます。15世紀、歴史の舞台に登場した首里城は以後、焼失と再建を繰り返してきました。1992年、平成の正殿復元で手がかりとなったのが、戦前に沖縄で「琉球芸術調査」を行った鎌倉芳太郎(1898-1983)が筆写したと思われる「寸法記」(1768年に正殿を修理した記録)でした。鎌倉は1924年首里城取り壊しを知り、建築家伊東忠太(1867-1954)を介し、その中止を求め、解体から首里城を救いました。沖縄県立芸術大学には、1986年の開学当時から5回にわたって遺族から寄贈された鎌倉芳太郎資料が7,553点収蔵されています。
本展では、国指定重要文化財の鎌倉芳太郎資料・調査記録ノートや紙焼き写真など本学附属図書・芸術資料館の収蔵品を基に、戦前の首里城の姿を紹介します。琉球の歴史・文化を記録し、沖縄文化の保存・復興に果たした鎌倉芳太郎の役割や、本学が所蔵している鎌倉芳太郎資料の重要性について改めて考える機会となれば幸いです。
- 公共の交通機関をご利用の上ご来場ください。
- 一般の方もご来場いただけますが、新型コロナウイルス感染拡大防止のため、来場制限を行う場合があります。くわしくは附属図書・芸術資料館Webサイトをご覧ください。