イベント情報
2025年10月23日(木)~11月3日(月)[12日間]
10:00〜17:00 ※11月3日(月)のみ午後8時まで開館
附属図書・芸術資料館2階 第1・2展示室(首里当蔵キャンパス)
無料
「御後絵(おごえ)」は琉球国王の死後に描かれた肖像画で、王家の菩提寺である円覚寺で管理されていました。琉球処分以降には、王家の屋敷であった中城御殿で第二尚氏の歴代国王や王子の御後絵が保管されていましたが、1945年の沖縄戦後の混乱期に所在不明となりました。その後長きにわたり、鎌倉芳太郎が大正時代に撮影したモノクロ写真が御後絵の実像を伝える唯一の資料とされてきました。
ところが、戦後79年を経た昨年3月に御後絵の実物4件がアメリカから返還されて、大きな注目を集め、現在は修復作業が進められているところです。本展では、鎌倉芳太郎が大正時代に撮影したガラス乾板を東京文化財研究所の最新のデジタル技術によって撮影して作った高精細デジタル画像を用いて作成した御後絵の原寸大写真パネルを初公開します。あわせて重要文化財に指定されている御後絵の紙焼き写真、昨年帰国した4件の御後絵のデジタル写真なども展示いたします。
沖縄県立芸術大学附属図書・芸術資料館
沖縄県教育庁文化財課、一般財団法人 沖縄美ら島財団