この度、沖縄県立芸術大学美術工芸学部彫刻専攻の上條文穂教授が来春に退任するに先立って、退任記念展を開催する運びとなりました。
開学当初から、本学における先生の長年の教育への御尽力と合わせて、研究活動としても多くの事業を行なってきました。1992年には、大学と那覇市及び企業が取組んだ事業、「街と彫刻展」を開催。その後、周辺離島や台湾へとその活動が広まり、沖縄県では、これまでにない彫刻展として10年間継続しました。また、大学と地域の連携事業として北中城村のテラコッタ設置事業や国内外の大学間連携事業「彫刻の五七五-かたちで詠む春夏秋冬-」の企画を発案、実施にもご尽力されました。それらの実績は、大学の地域貢献、国際交流活動として本学のみならず、本県にも多大な貢献をされております。
今回は、残念ながら県内外に設置されたパブリックアートを含む全作品の紹介を行えませんが、創作活動初期から現在までの軌跡を追って展示いたします。内容は、本学赴任以前の「紙シリーズⅠ」から始まり、沖縄という風土に触発され、沖縄の素材を扱った「漆喰、テラコッタシリーズ」まで展示しております。
本退任記念展は上條文穂教授のこれまでの創作の一端を、学内外の皆様にご覧頂きたく企画いたしました。先生の豊穣なる彫刻の世界をご高覧ください。
美術工芸学部 企画・広報委員会
展覧会概要
会期
2018年12月4日(火)~12月11日(火)[8日間]
時間
10:00〜17:00
会場
附属図書・芸術資料館2階 第1〜3展示室(
首里当蔵キャンパス)
入場料
無料
主催
沖縄県立芸術大学美術工芸学部