本学卒業生が「第15回諸橋轍次博士記念漢詩大会」にてW受賞

本学の大学院 芸術文化学研究科 芸術文化学専攻を修了された 長嶺勝磨さんの漢詩「慶賀諸橋轍次博士生誕一百四十周年」が、「第15回諸橋轍次博士記念漢詩大会」にて「生誕記念の部　最優秀賞」、また漢詩「小庭」が「学生の部　優秀賞」を受賞されました。おめでとうございます。今後のさらなる飛躍を期待します。

1883年（明治16）に下田村庭月（現在の三条市庭月）に生まれた諸橋轍次は、漢学研究に情熱を傾け、『大漢和辞典』（全13巻・親字5万余字）編纂という偉業を成し遂げました。

令和5年は諸橋轍次博士生誕140周年にあたり、諸橋轍次の生誕地を中心に漢学の里を整備する三条市諸橋轍次記念館では、その志を継承すべく全国から漢詩を募集しました。

「生誕記念の部　最優秀賞」を受賞した長嶺勝磨さんの「慶賀諸橋轍次博士生誕一百四十周年」は、起・承句で大漢和辞典の内容を称賛し、結句では諸橋轍次を儒学者の鄭玄と重ねています。特に、諸橋轍次の生まれ故郷である「遠村（庭月村を指す）」を「鄭公郷（数多くの経書に注釈を施した後漢末の儒学者・鄭玄の郷）」と結びつけて詠った点が高く評価されました。

• 編集・発行：諸橋徹次記念館
• 印刷・製本：株式会社FreeDomCompany
• 発行日：令和5年11月11日