音楽芸術研究科 | 音楽学専攻

舞台芸術専攻

音楽学専攻には、学部における音楽、舞踊芸能の理論的研究および作曲研究を展開させてさらに高度な能力の獲得をめざすために音楽学専修、作曲専修が置かれ、研究者、作曲家または音楽、舞踊芸能分野において社会に資する人材の養成を目的とします。

1.音楽学専修

音楽学専修には、音楽史、民族音楽学、舞踊芸能論の三つの研究領域があり、当該研究領域のみならず、隣接領域の基本的知識を備えていることが入学時に求められます。

音楽史の領域は、西洋、日本の音楽を対象に、歴史的、美学的、理論的研究をめざします。民族音楽学の領域は、様々な文化における音楽の内部に存する論理(テクスト)とその背景となる歴史的、社会的環境(コンテクスト)の解明をめざします。舞踊芸能論の領域での基本的方法は民族音楽学と同様ですが、身体論に基づいた舞踊芸能の歴史的、美学的研究をめざします。カリキュラムは各分野の講義を通して専門的知識と自己の研究方法が獲得されるように組まれています。また、民族音楽学と舞踊芸能論の領域では、沖縄をはじめとするアジア地域を対象とした研究を特色とします。

単位取得と修士論文の合格を修了の要件とし、修士論文には新たな知見と研究方法の確立が求められます。

2.作曲専修

作曲専修では、学部で培った音楽的基礎と作曲技術を基盤としてさらに作曲作品における習熟をはかり、その後の創作への確固とした方向付けを求めて一層の研鑽をめざします。したがって単に先人の手法を学ぶばかりでなく、創作的な意欲、より広い視野にたった自主的な研究姿勢が求められます。

カリキュラムでは、いわゆる現代音楽の幕開けまでの時代の西洋音楽の潮流を再検討しつつ、その後現在にいたるまでの多様化、細分化された様々な作曲作品の表現を、楽曲分析、研究を通して講義、演習の形で学びます。それらに立脚したより広い視点から、独自の方向を個々の学生が見出せるよう、2年間の修業年月の中で任意の編成による修士作品を制作し、それを確認すべく実音にする試演の機会が与えられます。

修士作品及び副論文の合格と単位取得を修了の要件とし、修士作品には独創性と表現の明確な意図、高い完成度が求められます。