音楽芸術研究科 | 演奏芸術専攻

演奏芸術専攻

演奏芸術専攻は、学部で培った基礎の上に、声楽・器楽の専門分野の高度な技術を修得し、演奏芸術を多方面から総合的に研究することで、広く国際的に活躍しうる音楽家や、社会に貢献できる人材育成を目指しています。演奏芸術専攻は、声楽、ピアノ、管弦打楽の3つの専修から成っています。

1.声楽専修

声楽専修は学部で声楽の基礎を学んだ者が、さらに声楽技術を磨き、舞台で表現することをめざして研鑽するところであり、声楽を研究するために必要な総合的能力と目的意識、強い意欲が求められます。声楽研究室とオペラ研究室があり、いずれかを選択します。

学生はカリキュラムを通し、学部で培った教養と専門的基礎の上に、幅広い学識を深め、自分の声と表現の特質を把握し、レパートリーの確立をめざします。声楽研究室ではリサイタルを開催するのに必要な演奏技術と表現を学び、オペラ研究室では一つの役を通し歌い演ずる技術と表現能力に舞台制作に関する実践を加えた、オペラの総合的な力を身につけます。その成果は一般公開される演奏会で問われます。

修士演奏の合格と単位取得を修了の要件とします。修士演奏は40〜50分のリサイタルで、コンサート歌手としての能力や、オペラ歌手としての歌唱・演技の表現能力が審査され、内容に即した副論文の提出も求められます。

2.ピアノ専修

ピアノ専修は、学部で培った演奏技術を基に演奏実践を重ね、さらなる専門実技の総合的技量を高めるために根気強く研鑽を積んで行こうとする人材を求めています。又、音楽を通して忍耐力のある人間を育成することも目標としています。

入学試験では、古典派ピアノ作品の基本的な演奏技術を見るためにベートーヴェンのピアノ・ソナタを、また幅広いレパートリーの拡充を目指すために複数の時代の作品から合計40分以上になる演奏を課しています。

二年間のカリキュラムは専門実技の個人指導を中心に、協奏曲、室内楽、声楽伴奏などの実技系と、楽曲分析、西洋音楽史、音楽様式論等の理論系科目からなっています。ピアノ研究I、協奏曲研究、室内楽実習は、全て一般公開される演奏会形式による試験で成果が問われます。

修士演奏の合格と単位取得が修了の要件です。修士演奏は70〜90分のソロリサイタルとし、各自のテーマに基づき論理的にも追求した完成度の高い演奏を求めます。
修士演奏に即し、充実した内容の副論文も課しています。

3.管弦打楽専修

管弦打楽専修は、学部で専門実技の基礎を学び、さらに技術を高め、演奏することで自己表現したい、と希望する者が研鑽を重ねるための専修であり、そのような強い意識を持った人材を求めています。

カリキュラムは専門実技の個人指導を中心に、オ−ケストラ、室内楽等、器楽奏者として不可欠な分野が実技科目として配置され、さらに楽曲分析、西洋音楽史、音楽様式論などの理論系科目が配置されています。管弦打楽研究Iではコンチェルトが必須となりソリストとして大学のオーケストラと共演する公開演奏試験を行っています。

修士演奏の合格と単位取得が修了の要件です。修士演奏は45分程度のリサイタルで、幅広い表現力を持つ音楽性、完成度の高い優れた技術力を兼ね備えた演奏が求められています。また、芸術家の視点から考察してリポートする副論文の提出も求められています。