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2025年 比較芸術学専攻アート・レクチャー

沖縄県立芸術大学 造形芸術研究科 比較芸術学専攻
2025年比較芸術学専攻アート・レクチャー

講座概要

比較芸術学専攻教員によるアートレクチャーのお知らせです。
先生方の専門分野から、わかりやすく且つ掘り下げた内容をお伝えする講座となっていますので、ぜひご参加ください。
みなさまのお申し込みをお待ちしております。

日時・内容

開催回 開講日 講座名 教員 内容
第1回 10月10日(金)
18:30〜20:00
美術家・原口典之 「構造」への視点から 土屋 誠一 戦後の日本において、重要な美術家である原口典之(1946-2020) は、これまで「もの派」の美術家の枠組みにおいて、取り扱われてきました。しかし、原口の仕事は明らかに、「もの派」の主流をなす美術家たちとは、根本的に異なる問題意識に基づいていたように思われます。今年に開かれる、原口典之の個展とその調査結果に基づき、彼の作品における問題意識を、作品の「構造」という視点から再考します。
第2回 10月17日(金)
18:30〜20:00
『八帖花伝書』を読む 波平 八郎 『八帖花伝書』を読みます。同書は室町末期に能の諸伝書類を集成して編集された能の理論書・実演の手引き書で、編著者、成立年次は未詳です。江戸時代を通じて流布し、狂言や浄瑠璃の芸論等にも影響を与えています。一方、「組踊」を創作した玉城朝薫は、江戸の演劇文化の影響を受けていました。その時期は『八帖花伝書』が広く読まれていたころです。朝薫が影響を受けた可能性のある演劇の理念を『八帖花伝書』の中に見いだしてみたいと思います。
第3回 10月24日(金)
18:30〜20:00
目に見えない価値に触れる ー 中世ヨーロッパの教会宝物 太田 泉フロランス
ヨーロッパの教会を訪れると、今なお多くの場合宝物室が設えられています。中を覗くと宝石で飾られた金銀の容器や祭器が並び、その輝きにこれこそが宝物と感嘆されるかもしれません。しかしながら、これらの宝物の価値は、聖なるものを中に収めたり、典礼で用いられたりすることによってこそ生まれるものでした。中世ヨーロッパにおける教会の宝物コレクションを紐解いていくことで、人々がどのように聖なる存在と向き合ってきたのか、そこに造形物が果たした役割を探っていきます。

実施方法

対面講座(オンデマンド配信あり。オンデマンドだけのお申込も可)・事前予約制

会場

一般教育棟3階 301教室(首里当蔵キャンパス

受講料

無料/要事前予約

お申込

お申し込みフォームに必要事項を入力の上、送信してください 。
受付後、順次ご案内のメールをお送りいたします。

  • お申込は1つの講座から可能です

比較芸術学専攻について

お問い合わせ

比較芸術学専攻学科室

住所:〒903-8602 沖縄県那覇市首里当蔵町1-4
電話:098-882-5070
インターネット:お問い合わせフォーム

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