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国際交流 | 留学生受入

留学生受入

本学は、国費・県費・私費を問わず外国人留学生を受け入れており、沖縄の豊かな文化と自然環境の中で、本学学生とともに学び、交流を深めることで相互に異文化理解の精神が醸成されています。

受入留学生

  • 呉 海寧(中国)
  • 蔡 智元(韓国)
  • 高江洲 ヘシケ ジュリア さおり(ペルー)
  • 鄭 文瑜 (台湾)
  • 陳 佑而(台湾)
  • 王 萱(台湾)
  • ロザンナ・ファリカ(イタリア)
  • エステル・アヴォリオ(イタリア)
  • キャサリン・マッサーチック(ドイツ)

派遣留学生

  • 加藤 志帆(ミラノ・ビコッカ大学/イタリア)
  • 嘉数 まなみ(ブレーメン国立芸術大/ドイツ)
[写真]比嘉学長と留学生との集合写真

留学生の声

[写真]呉 海寧

呉 海寧(ゴ・カイネイ)

中国出身 沖縄県立芸術大学大学院 芸術文化学研究科
後期博士課程3年(2014年当時)

中国から参りました呉 海寧と申します。言葉も気候も違い、距離的にはるかに離れている沖縄には、私にとってなぜか距離感を全然感じないのです。むしろ、初めてきたときから、ずっと一種の親近感を覚えています。

私は中学校から日本語や日本の文化に興味をもつようになり、高校卒業後に日本への留学を決心しました。日本の古い文献は漢文で書かれているように、日本と中国の、文学やさまざまな領域での共有文化につよく魅かれたため、学部で日本古典文学を専攻しておりました。2010年4月から県立芸術大学芸術文化学研究科の博士課程へ進学しました。

沖縄での留学生活はとても有意義で、専門知識の勉強以外、さまざまな人と出会い、いろいろな面での勉強ができ、自分自身にとっても大きな成長でした。留学経験によって、異文化を尊重する姿勢を持つようになり、また日本文化を専攻してきたことにより、異文化をしっかり理解できる自信を持つようになりました。日本、ことに沖縄の固有の歴史と文化に親しんできました。自らにとっては異文化である日本・沖縄の文化を一つの地域文化として尊重し、比較文化論的な視点から研究を進めております。

沖縄は、かつて琉球国として中国明、清との冊封関係にあり、独特な歴史や文化背景を持っています。しかし、古くから中国と盛んな交流をもった沖縄について、中国の人々はあまり知りません。そこで私は、沖縄の歴史や文化を中国の人々に伝え、互いの文化の共有意識をもたらせたいと思っています。そのために、博士課程では、もっと専門知識を習得し、自分自身の能力を高め、研究成果を積み重ねていきたいと考えています。

そして、日本、沖縄の文化を中国の人々へ紹介し、専門的な知識を伝播し、有意義な文化交流に貢献できる研究者を目指して頑張っていきたいと思っています。

[写真]Vegh Teodora

Vegh Teodora(ヴェーグ・テオドーラ)

ハンガリー出身 造形芸術研究科 環境造形専攻2年
デザイン専修(2013年当時)

ヴェーグ・テオドーラと申します。ハンガリー出身です。

沖縄と私は、お互い引っ張り合っているようです。それはなぜか、自分自身もはっきり分かりませんが、面白い経験になっていますので、この「留学」という冒険について皆さんに話したいです。

最初に、沖縄の海に引っ張られました。海のない国から来たので海の魅力はとても感じています。
私は自然が大好きなので、ハンガリーにいるときはよく森に行きますが、沖縄に来てからは海に行きます。海にいると、海の近くにいると、大自然と会える気がします。

これは私の作品にも影響を与えています。そして、人に引っ張られました。たくさんいい人に出会えて、様々なことができました。たとえば、2009年日本語の先生にお世話になって、日本語で詩(琉歌)を書きました。その詩は留学生文学賞の特別賞をいただきました。

また、他の留学生と一緒に、Gaijinと言うバンドを作り、あちこちでライブ活動ができました。
Gaijinでは、私の詩も、音楽にのせてみました。そして、現在は海、人に加えて学ぶこと、成長することに引っ張られています。
まだまだ沖縄でしか学べないことがありそうなので、ここにいます。沖縄の4年間で、性格がかわったことに気づきました。スポンジのように沖縄の教えを吸い込んでいます。

それは、お互いが謙遜し、助け合う心です。そして、平和を求めている心です。まだまだ、沖縄に引っ張られ、沖縄で学ぶことは、あるようです。

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