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小西 潤子

プロフィール

[写真]小西 潤子

小西 潤子(こにし じゅんこ)

所属 音楽学部 音楽学科 音楽文化専攻 音楽学コース
最終学歴 大阪大学大学院文学研究科博士後期課程芸術学専攻(音楽学)修了
取得学位
  • 博士(文学):大阪大学
  • 芸術学修士:京都市立芸術大学
  • 芸術学士:大阪音楽大学
関連職歴
  • 2000-2007年 静岡大学助教授
  • 2007-2010年 静岡大学准教授
  • 2010-2013年 静岡大学教育学部教授
専門分野 民族音楽学
担当授業科目
音楽学部
  • 英語文献講読
  • 民族音楽学
  • 民族音楽学演習 ほか
大学院音楽芸術研究科
  • 民族音楽学研究 ほか

研究業績

2024年3月現在

研究内容

ミクロネシアのヤップ島における音楽舞踊の民族音楽学的研究を出発点とし、旧南洋群島内をはじめ小笠原諸島、沖縄、八丈島に分布する「行進踊り」の成立や伝承の経緯、それぞれの様式に関する比較研究を行ってきた。また、旧南洋群島内でも日本統治時代の影響が現在も強いパラオにおいて、「日本語(混じりの)歌」の歌詞や音楽構造の研究を行っている。他にも、台湾原住民タイヤル族の音楽文化に関する研究、沖縄の民俗芸能の伝播に関する研究にも着手している。

主な研究業績

2023年度
  • 「バッサイロン―マリアナ諸島の行進踊りの身体的記憶と竹富島での発展」月刊『やいま』343, pp. 18-27.
  • (James Edwards and Junko Konishi)Like the Growth Rings of a Tree: A Socio-ecological Systems Model of Past and Envisioned Musical Change in Okinawa, Japan. Aaron S. Allen and Jeff Todd Titon eds., Sounds, Ecologies, Musics. Oxford University Press, pp. 41-67.
  • Sea and Ocean as Fountains of Islanders’ life and Creative Activities: An Ecological Perspective to Confront the Global Crisis. Proceedings Bali-Bhuwana Waskita: Global Art Creativity Conference 3, pp. 1-12.
  • 「大分県内の目連物盆踊り口説の現状とその詞章」『ムーサ』25, pp. 45-62.
2022年度
  • 「太平洋諸島のグルーヴィ―なサウンドスケープ」㉑~㉜ e-magazine LATINA
  • 「沖縄音楽芸能年表」 長嶋俊介・渡辺幸重編著『新版日本の島事典』下巻, 三交社, pp. 37-374.
  • 「小笠原音楽年表」 長嶋俊介・渡辺幸重編著『新版日本の島事典』下巻, 三交社, pp. 406-409.
2021年度
  • 「北陸から沖縄へのモノの流れを手がかりとした民俗芸能流転の可能性―『目連尊者地獄めぐり系チョンガレ』と『念仏歌系エイサー』の詞章比較による―」『モノ・コト・コトバの人類史-後藤明先生退職記念論集-』雄山閣, pp. 181-200.
  • 「応用音楽学的実践としての山口修写真コレクションのデータベース化に向けて-民族音楽学の成立概略史と1970年代沖縄・奄美の楽器の写真を手がかりに- 」『国立民族学博物館研究報告』46-1, pp.99-130.
  • 「太平洋諸島のグルーヴィ―なサウンドスケープ」⑨~⑳ e-magazine LATINA
2020年度
  • 「フィールドで聴く小笠原の音楽」 東京都立大学小笠原研究委員会編 『世界自然遺産小笠原諸島―自然と歴史文化』 朝倉書店, pp.133-144.
  • (Junko Konishi and Evangelia Papoutsaki) From Local Media to Vending Machines: Innovative ways of sustaining Okinawa’s shimakutuba and island culture. Shima, 14-1, pp. 231-251.
  • 「『小笠原盆踊り』の成立と発展」『小笠原研究年報』43, pp. 51-70.
  • 「太平洋諸島のグルーヴィ―なサウンドスケープ」①~⑧ e-magazine LATINA
2019年度
  • 「沖縄と世界をリンクする芸能と余興の文化」 長嶋俊介編著 『別巻環㉕ 日本ネシア論』 藤原書店, pp.102-105.
  • 「芸能の伝播と創造的伝承をめぐって―南洋群島と小笠原」 長嶋俊介編著 『別巻環㉕ 日本ネシア論』 藤原書店, pp.134-136.
  • 「小笠原に伝播した歌―時間と空間を超えたミクロネシアの混淆文化」 石森大知・丹羽典生編著 『太平洋の歴史を知るための60章』 明石書店, pp. 307-311.
  • Tracing Ogasawaran Songs, Dances and Musical Instrument. Global Environmental Research 23-1 & 2, pp. 69-72.
  • Champru as a Cultural Strategy of Sustainability: Focusing on the Okinawan Performing Arts in Nanyo. Asian Musicology 29, pp. 35-62.
  • 「沖縄県竹富島仲筋集落の余興芸能『バッサイロン』に関する一考察―沖縄・小笠原に伝わったミクロネシアの行進踊りの系譜とその音楽表現を中心に」 『南島文化』 42, pp. 83-102.

学会ならびに社会における活動

  • 東洋音楽学会
  • 日本音楽学会
  • 民族芸術学会
  • 日本オセアニア学会
  • 日本ポピュラー音楽学会
  • 日本音楽表現学会
  • 日本サウンドスケープ協会
  • 国際伝統音楽学会
  • The Society for Ethnomusicology
  • 海洋文化館(沖縄県本部町)展示専門部会アドバイザー(2009年7月~)
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