2023年3月現在
ミクロネシアのヤップ島における音楽舞踊の民族音楽学的研究を出発点とし、旧南洋群島内をはじめ小笠原諸島、沖縄、八丈島に分布する「行進踊り」の成立や伝承の経緯、それぞれの様式に関する比較研究を行ってきた。また、旧南洋群島内でも日本統治時代の影響が現在も強いパラオにおいて、「日本語(混じりの)歌」の歌詞や音楽構造の研究を行っている。他にも、台湾原住民タイヤル族の音楽文化に関する研究、沖縄の民俗芸能の伝播に関する研究にも着手している。