自由に感性を解き放ち響きあおう
古典の偉大な作品群から学び、創造的な音楽作品を生む能力を獲得することに意欲と情熱を持って取り組む人を求めています。
作曲理論の基礎的な能力を身につけ、古典から近・現代にいたる楽曲の研究を通して作曲作品を制作することを目標とします。1年次の独奏楽器とピアノによる二重奏から、自由なアンサンブルによる4年次卒業作品まで、学年が進むにつれ様々な編成形態を経験できる様にカリキュラムが組まれており、各年次に作品を提出し実音にする機会が与えられます。
音楽学部音楽学科 音楽表現専攻 作曲理論コース (旧音楽学専攻 作曲コース卒) 作曲家、沖縄県立芸術大学非常勤講師 現在、CMやTVなど多数の音楽作品を手がけて活躍している。
作曲理論コースでは、作曲理論や実作を通して一年間の成果である提出作品を到達目標に勉強します。ここでの環境はとても充実しており、先生や先輩、他専攻の学生同士との距離が近く和やかな雰囲気で、楽譜やCDが豊富な資料室を利用して勉強しています。
このコースは他の専攻と比べて自由な時間が多いです。裏返せば、自由な時間を有効に使う能力、すなわち自律心や物事を継続する力、何より作曲に対する熱意が必要です。毎年の年度末には作品試演会があり、そこでは学生の一年間の学習の集大成を発表します。自分の作曲した曲を演奏専攻の人に演奏して貰えることで勉強になることは沢山あり、また何よりもやり甲斐を感じます。
私が様々な大学の中で沖縄県立芸術大学を選んだ理由は、その環境に大きな魅力を感じたからです。
作曲という作業は、音楽のみならず美術、文学、舞踏などからの幅広いインスピレーションが必要だと思いますが、ここ沖縄県立芸術大学には音楽と美術の両学部があり、ここの学生達との交流はとても新鮮なもので良い刺激になります。特に音楽学部の中でも琉球芸能という異なるジャンルの専攻もあるので様々な勉強が出来ます。
先生や先輩達との距離も近いため、多くの指導、少数精鋭の教育を受ける事ができますし、作曲だけでなく音楽の事、将来の事について親身に相談に乗ってもらうこともできます。さらに、年に一度は奏楽堂ホールでの作曲作品の試演会があり、一年次から作品を発表する機会を得ることもできます。
また、施設の環境も整っており、音楽資料室や図書館はたくさんの資料があり、キャンパス内では学生、卒業生などの美術展の機会も多く、リアルタイムにそれらの作品に触れ合うこともできます。
ぜひ、私達の作曲コースを覗きに来てください。