工芸専攻 | 陶芸分野

感性を磨き、新しい伝統文化を創造する

カリキュラムポリシー

陶芸コースでは、素材⇔思考⇔技術の3つのファクターの相互関係や連動性をカリキュラムの根幹として考えています。陶という可能性を秘めた素材を知覚することによって創造するという欲求が生まれ、それと連動するように思考が始まり、その思考を具現化させるために技術や造形力が必要となります。学部ではこの3つのファクターの相互関係や連動性の理解を促し、様々なカリキュラムを通して陶でできる多角的な表現力・造形力を養いそれを社会に対し発信できる人材の育成を目指しています。

陶芸分野教育環境

陶芸分野では一人に一台ずつ電動轆轤が与えられます。そして様々な焼成実習が行えるように登り窯・穴窯・ガス窯・電気窯を設置し、また釉薬などの化学的な実験や研究も行えるように釉薬調合室や実験機器の設備の充実を図っています。

年次 前学期   後学期
3年次 陶芸II   陶芸II
磁器技法演習
陶磁器原材料論
影青
特別演習(上絵・和絵具)
ワークショップ
イコミ   登り窯焼成   古美術研究旅行 立体表現
茶の文化
特別演習(上絵・洋絵具)
4年次 陶芸III   陶芸III
卒業制作
特別講座
  登り窯焼成 卒業制作

卒業生の声

杉山 早苗(すぎやま さなえ)

2008年 工芸専攻陶芸コース 入学
2012年 工芸専攻陶芸コース 卒業
大学院生活造形専攻陶磁器専修 入学
2014年 大学院生活造形専攻陶磁器専修 修了

31歳になったその日に、突然に、決心したのだった。『やきものをやろう。』

やるからには根っこからやりたい、と思って、そうそう県立芸大があるじゃない、とパソコンで調べてみたら、なんと二日後にオープンキャンパスがある!あたふたと2歳の子を友達に預けて出かけたのがはじまりだった。

それからはなんだかんだとばたばたと、あっというまに学部の4年が過ぎ、大学院の2年も間もなく終わろうとしている。ことばもおぼつかなかった2歳の子は、口も達者でちょっとした一人前になっている。もう6年も?!

私はというと、大学に入って初めて焼いた土器が大好きになって、そこからずっと離れられないでいる。人類の文明のはじまりあたり、やきものの歴史のはじめのところ。沖縄の赤土、ちょっと鉄の匂いがする。もんで、形作って、かわかして、焼く。炎をうつしたような赤い茶色。

土を掘ってきて、調整し、焼成する、というはじめから終わりまで出来るのは、沖縄ならではだろう。

私はここにきて、まさにやきものの根っこのところを学んだ。まだまだ当分根っこに夢中だけれど、どんなものが育つか、自分でも楽しみである。

小林 彗子(こばやし さとこ)

2010年 工芸専攻陶芸コース 卒業
現在 白山陶器株式会社 勤務

青い空、青い海に囲まれた沖縄県立芸術大学。私は学生の4年間をここで過ごす事ができ、本当に良かったと思います。

素晴らしい環境、先生、先輩後輩。そして何より、よい仲間に出会えた場所でもあります。

卒業し沖縄を離れ、少しずつ続けているものづくりに、自然に"青"という色を取り入れている私がいます。

ここでの4年間があったからこそ、今の私があります。そんな大切な場所です。